報告 2019年03月28日更新

「第10回映像サロン」レポート


ご報告がすっかり遅くなってしまいましたが、2月16日(土)にみやぎシネマクラドル第10回映像サロン「自主製作映画への欲求~テレビから個人の表現へ~」が行われました。

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今回の発表者は長年テレビでドキュメンタリーを手掛けてきたディレクターの小原啓さん。まず小原さんが遠洋マグロ船に単身同乗取材した作品である『追跡!ニッポンのマグロ』が上映され、一人で150日間船に乗って撮影する中でどのような大変さがあったか、そしてどのようなプロセスを経て完成に至ったかなど製作秘話が語られました。

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続いて小原さん初の自主製作映画となる『炭とダイヤモンド』が上映され、参加者のみなさんはその映像の美しさと主人公の炭焼き職人のドラマに魅了されているようでした。
上映後には音楽を担当した岡部誠さん(2016年12月23日開催第7回映像サロン発表者)、ナレーションを担当した佐藤美歩さん(2018年1月27日開催意見交換会発表者の佐藤真紀さんの娘さん)も登壇し、シネマクラドルを通して出会った才能が一つの作品に結実したことに会場から大きな拍手が送られました。

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その後のトークでは、小原さんが長年テレビで作品を製作する中で感じてきたことや、今回の作品を製作する中で感じたテレビと映画の違い(表現のスタイルや届け方など)について語られ、参加者からもたくさんの質問が挙がりました。今回テレビ業界の方の参加も多く、ご自身の活動や経験に重ね合わせての感想も多数寄せられました。小原さんもその豊富な実績から丁寧に質問に答えてくださり、非常に内容の濃い時間となりました。
小原さん、ご参加のみなさん、どうもありがとうございました!

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