コラム 2015年12月12日更新

「アリス隊長と行く、花壇大手町アート探検!」


こんにちは。地域探検隊-TTT- 隊員のアベです。

今回は知る人ぞ知るTTT隊長、セキモトアリス(犬・6歳)とともに、花壇・大手町地区のアート探検に出かけました。

アリス隊長は探検隊発足時から地域探検に参加、こちらの写真のようにいつも隊員を励ましています!

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そんなアリス隊長、大手町地区はもはやホーム、率先して歩いてきます。

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まずは大手町に2010年10月にオープンしたギャラリー「Gallery TURNAROUND」(以下、タナラン)に潜入。訪れた日は年に一度行われる「せんだい21アンデパンダン展」(以下、せんだいアンパン)が開催されていました。(会期2015/9/29-10/11)

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※「アンデパンダン = indépendants」。フランス語です。

1884年、フランスのパリからはじまった自由と独立を意味する[indépendants]を冠した無審査の美術展で、世界各地で同じアンデパンダンの名を冠し開催されてきました。日本でも「日本アンデパンダン展(1947~)」「読売アンデパンダン展(1949~63)」「仙台アンデパンダン展(1964)」等が行われ、現在も各地で開かれています。

せんだいアンパンは今年で4回目。タナランの他、市内複数の民間ギャラリー(中本誠司現代美術館(東勝山)、GALLERY ECHIGO(双葉ケ丘)、SARP仙台アーティストランプレイス(錦町)、ギャラリーチフリグリ(五輪))が協力連携して同時開催しているという全国的にも珍しい試みです。参加者はベテランから高校生、県内、県外の方など様々。

 

アリス隊長も抱えられながら一点一点丁寧に観覧しました。

さて、お次は同じせんだいアンパンの野外会場へ。野外展は今年初の試みということで、ドキドキしながら会場へ。

お蕎麦やさんと魚屋さんを曲がって、

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いつもの霊屋下方面に突き進もうとするアリス隊長を停止させ、到着しました。せんだいアンパン野外会場「のりっぱ」。

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こちらは花壇大手町町内会が管理している「まちなかテラス藤坂」内にある法面(のりめん)で、せんだいアンパンの期間中は「のりっぱ」と命名され、計7人の作家の作品が展示されていました。

のりめんと原っぱで「のりっぱ」。

TTTも会期前の草刈りやその他準備などでお手伝いし、中には作家として立体作品を出展した隊員もおります。

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のりっぱにはしゃぐアリス隊長。奥の作品は中に入ることもできるそうです。

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こちらはTTT隊員の作品でタイトルは「結婚式」・・・謎に包まれています。

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地域住民の方の作品もありました。タイトル「お月見台」。この場所で、自分の作品とともに眺める十五夜はきっと格別ですね。

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すぐ下の道路を走る市内観光用バス、ループル仙台の乗客の方が手を振ってくれたり、町内の方も普段あるはずのないものに驚き足を止め、子供たちが参加型の作品に触れたりと、実行委員の方の理想に近づく会場になっていました。

せんだいアンパンに限らず、今後も様々な世代の人々の交流の場になっていくであろう「のりっぱ」、楽しみです。

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のりっぱからの帰り道、隣接する「まちなか農園藤坂」内のタナラン農園を見学。アリス隊長が大好きなさつま芋がすくすくと育っています。

もう少し寒くなったら、芋掘りと焼き芋が出来ますね。

7月には夏祭り、11月には収穫祭、年末には餅つきなど楽しみがいっぱいのまちなかテラス藤坂。町内の憩いの場所です。

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その後農園近くの「藤坂神社」でお芋豊作祈願をし、

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広瀬川河畔から青葉山や間もなく開通する地下鉄東西線を眺め、この地域の素晴らしさを再認識した一日でした。

まちなか農園藤坂の収穫祭(2013年11月)で地域探検隊-TTT-が企画した「缶バッヂワークショップ」で、小学生が描いたアリス隊長。

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本記事は、地域探検隊-TTT-の隊員がそれぞれの観点(アート、美術、子ども、建築、デザイン、ランドスケープ、虫・植物、動物・ペット、まちづくり等)で、大橋周辺や花壇・大手町地区を掘り下げて紹介したものです。


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