バリアフリー通信 第18号(2004.6) ■イベント案内 1.チェコ・アニメーションの世界(音声解説・託児付き上映案内) 子どももおとなも楽しめる人形アニメーションを上映します。今回、3つの短編に、目の不自由な方が楽しめる音声解説が付きます。託児サービスもありますので、小さなお子さんがいらっしゃる方もぜひおいで下さい。チェコの味わい深い人形の世界をみなさんで楽しんでみませんか? ●プログラム 1.「僕の友達はチクタクいう」 クリスマスの夜。壊れて路上に捨てられてしまった目覚まし時計。落ち込んでいたところに、ぬいぐるみのクマが通りかかる。クマは何とか目覚まし時計を元気づけようとするのだが・・。(1987年作品/上映時間11分) 2.迷子の人形 女の子に大事にされていた赤毛の人形が、公園で迷子になってしまった。人形は犬のおもちゃやボールたちに助けられながら、女の子の家を目指して夜の町を歩き始めるのだが・・・。(1959年作品/上映時間19分) 3.樫の葉が落ちるまで 大酒のみのチュペラ。酒がやめられず、畑も荒れ放題。そんなときアクマに会ったチュペラは、「家にある、チュペラの知らない何か」とひきかえに豊かな収穫を得る、という契約を交わす。(1991年作品/上映時間28分) 日時:2004年8月1日(日)11:00~(託児あり・要事前申込)   開場は10:30となります。 料金:中学生以下無料、ほか一律500円    会場:せんだいメディアテーク    7階スタジオシアター ※目の不自由な方には無料で解説の受信機を貸し出ししますので、事前にお申し込み下さい。(30台先着順)。 お申し込みいただいた方には、映画の解説テープをお送りします。 ※託児(1歳半から未就学児)を希望の方は、7月18日までに「メディアテーク託児担当」までお申し込み下さい。その際には、催し物名、住所、氏名、電話番号、お子様のお名前、年齢(月齢まで)をお伝え下さい。 解説用受信機と託児の申込みは、 電話 022-713-4484 メール bfu@smt.city.sendai.jp までご連絡ください。 2.「音声パソコン入門講座」のご案内  仙台市視覚障害者福祉協会との共催で、目の不自由な方対象の「音声パソコン入門講座」を以下の内容で開催します。  音声ソフトが入ったパソコンの使い方講座です。パソコンがどのような仕組みになっているのかや、文字の入力方法、インターネットの使い方などの講座内容になります。受講時間は1日あたり3時間を4日間受講していただきます。パソコンの購入を検討している方、パソコンを使ってみたい方は、ぜひご参加ください。 日時:2004年7月17日(土)、18日(日)、24日(土)、 25日(日)    いずれも14:00~17:00 場所:せんだいメディアテーク7階 スタジオb 内容:Windows の基本操作、タイピング練習、文書の編集、ホームページの閲覧、電子メールの送受信など 定員:5名 申込先:せんだいメディアテーク(022-713-4484) 締切:7月5日(月)  ※応募者多数の場合は、抽選となりますのでご了承ください。 3.展覧会・その1 「smt コンストラクション・ワンダーランド  ~メディアテークはこうして作る」 \メディアテークは、新旧のメディアと多様な活動が融合する場として、年間100万人の利用者で賑わっています。<壁=バリア>を、極限まで取り除こうした建築空間は、公園のような開放感や想像力をかきたてるデザインによって、年齢、性別、国籍を問わず、多くの人を惹きつけ続けています。開館4年目を迎えるにあたり、発注者でも、設計者でも、施工者でも、運営者でもない、第3者である研究者たちが、メディアテークという公共建築の、構想から開館に至る膨大な資料や記録映像をひもとき、共通の目標に向けて戦わされた議論や挑戦、地道な努力や関係者の熱い思いを明らかにします。  まるで工事中に戻ったかのような展示空間には、建設時の画像・映像資料や再現模型の他、ふだん見ることのできないような視点からのメディアテークの映像が並びます。また会期をとおして展示会場のみならず他のフロアやメディアテークの近隣地域を舞台としたワークショップを企画し、そのプロセスを会場に反映する予定です。 ●おもな展示内容(予定) ◎smt白書=計画から完成までのさまざまな記録を巨大な本に編集 ◎smt ビジョン=建設当時の6Fフロアを映像化する。 ◎タナバタ@smt=工事現場用バルーン投光機を七夕飾りに見立て、参加者と飾り付け。 ◎smt シアター=工事中の内部構造が向きだしの状態を再現し、イベントを行う。 ◎smt デジタルミュージアム=図面や写真などsmt建設にかかる詳細な資料を閲覧。 ◎smtフォトパッサージュ=写真家畠山直哉氏による建設中のメディアテークの写真。 ◎透層する建築=竣工前に国内外でsmtを紹介した展示で好評を博した映像作品を再現。 ◎建設シネマ=工事期間中の写真や映像を素材として 新たに制作した映像作品。 ◎プライベートルーム=建設に関わった人々のインタビュー 映像 ◎ウォーキング・フォト・モニター=会場内外のリアルタイム 映像 展覧会・その2 「ジャパン・トゥデイ VOL.6   日本に向けられたヨーロッパ人の眼」  気鋭のヨーロッパ人写真家によって切り取られた、仙台 市、和歌山県、奈良県の「現在」を展示します。イタリア、オラ ンダ、フランスから初めてその地を訪れた4人の写真家の 眼がとらえた何気ない風景や場面は、身近にありすぎて、 見過ごしてしまいがちな私たちの日常を、改めて考えるヒン トを与えてくれるでしょう。  4人のうち仙台を撮影したのはふたりです。マチュウ・ベ ルナール=レイモン(フランス)は、28才の新進写真家。コン ピュータを駆使し、実際の風景に虚構をしのびこませた今 回の作品は、仙台の風景の中にあるもうひとつの顔を軽や かに見せてくれます。ベルト・テウニッセン(オランダ)は、家 の中とそこに暮らす人々を被写体として。それぞれの家庭や 人生のありようを切り取っています。 ---展覧会その1・その2共通情報--- 会期:2004年7月22日(日)~8月22日(日)   10:00から19:00(最終入場は18::30です) 料金:入場無料 会場:せんだいメディアテーク 5・6階ギャラリー ご希望の方には、「バリアフリー通信」を郵送いたします。また、この点字版のほか、「拡大文字版」や「録音テープ版」もありますので、ご希望の方はご連絡下さい。 発行元 せんだいメディアテーク 〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1 電話022-713-4484 ファックス022-713-4482 ホームページhttp://www.smt.jp 電子メールbfu@smt.city.sendai.jp